のーらすのろのろ。

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 さてさて、のーらすのろのろ。

 第 3 の拡張となる [ Echoes of Faydwer ] 導入時に起きた諸々の不具合も徐々に解消され、のんびり遊べるようになってきた [ EVERQUEST 2 ] 。年末年始の経験値サービス期間に触発されて始めた生産修行と、それに伴う資材採集のお陰で、今話題の [ Cloak ] を作れるようになったり、資材の 1 つである Loam 系が高値を付けた事により、かなりの資産を得る事ができたりと、EQ2 本来の特色である冒険とは縁遠い生産活動に精を出しています。

 現在、Outfitter 系の鎧職人が LV.50、武器職人が LV.43、裁縫職人が LV.48 と、それぞれかなり育ってきました。すべて応用レシピを導入済ですので、Tier 5 ( LV.40-49 のキャラクターに適したエリア。 ) までの作成可能な生産品ならば、資材持ち込み、燃料費実費で作成します。ご用の際は、お気軽に声をかけてくださいませ。

 そんな生産修行の息抜きに遊んでいる [ 前出の Necromancer くん ] も、LV.10 に達し、活動の場を Tier 2 ( LV.10-19 のキャラクターに適したエリア。 ) の Commonlands に移し、あちらこちらと探索中。強化した使い魔による狩りは、なかなか楽しく、また、初めて作った Freeport ( 建前上の悪の勢力。必要悪としての存在がわかりやすく滲み出ています。 ) 側のキャラクターなので、見知らぬ土地への探索が、何よりも新鮮です。

 生と死の境に何があるのか?……その答を未だに見つけられないでいた。これまで幾度となく命なき使い魔たちを命ある Orc にけしかけ、切り刻ざませてみたものの、命が抜け出す瞬間に体が断末魔の調べを奏でる事以外、何もわかっていない。

 Commonlands の夕暮れ。Qeynos から迷い込んだらしいメスの Kerra が、Troll の一団に囲まれ、怯えていた。Troll らの服装を見る限り、Freeport Militia との繋がりはない。知性の欠片もないその顔が、我ら Academy の一派であるはずもなかった。

 怯えるメスに興奮している彼奴らの背後から使い魔をけしかけた。

 不意打ちの形になった Troll の一団が肉塊になるまで、そう時間はかからなかった。血煙が上がり、飛び散った臓物の中身が悪臭を放つ中、目標をなくした使い魔が動きを止める。使い魔は既死。動く死。死の使者。殺した相手を食べたりはしない。今は、失禁し気を失っている Kerra の前で身構えている。けしかけた。首と胸に牙。そして、聞き慣れた断末魔の調べ。

 Freeport の空に浮かぶ Dethknell Citadel をかすめるかのように、一筋の流れ星が走った。我々 Erudite は Freeport と Qeynos が永遠に最終戦争へと突入しない事を知っている。善も悪も、秩序も混沌も、揺れる振り子の一方の到達点でしかない。我々は巨大なベル型曲線に飲み込まれながら、ただ生きていくしかないのだ。

 そう、生と死の境にも、きっと何もない。それもわかっている。