ご無沙汰しております。タイトル通り、我が家の花梨姫が、先日の 9 月 23 日に 10 歳となりました。誕生日当日に報告しなくてはと思ってはいたのですが、この一カ月の間、花梨が体調を崩してしまい、とても誕生日を祝う雰囲気ではなかったのです。
心配をおかけしてもいけないので、まず初めに現状を書きますね。花梨は元気に過ごしています。上の画像は体調を崩す前、まだ暑い盛りの頃ですね。
では、順序立てて書きますね。ある朝、散歩後の脚洗いを終えた花梨が、いつものようにバタンバタンと寝転がり、濡れた体を床に擦り付けていると、突然、甲高い悲鳴を上げ、これ以降、首を痛めたのか、体を丸める事ができなくなってしまったのです。
すぐに病院へ連れて行き、先生に診てもらい、レントゲンを撮って異常なし。関節のどこを触っても痛がる様子はありません。リンパの腫れもないようです。これには先生も困り顔。
その日は痛み止めをいただいて、しばらく様子を見ようという事で帰宅したのですが、一週間ほど薬を続けても体を丸める事ができず、ふと何かの拍子にどこか痛むようで甲高い悲鳴を上げるのです。こうなると心配症の飼い主夫婦は気が気ではありません。椎間板ヘルニアやらキアリ奇形やら、ネットで散々調べて不安は募るばかり。
そうこうしていると、今度は散歩へ出かける前の抱っこで甲高い悲鳴を上げるようになってしまったのです。さらにマンションのエントランスで抱っこから降ろす際にも大きな悲鳴。ただ、悲鳴を上げるのは抱っこの上げ下ろしだけで、散歩自体は元気に歩き、帰宅後、食欲もバッチリあるのです。これは何だろうと、再び病院へ行ったのですが、診察台の上であちこちと触診するのですが、やはりどこも痛がりません。先生曰く 「 花梨はナーバスな子だから、そういう反応をするのかも。あと少し様子を見ましょう。 」 と。
帰宅後、夫婦で落ち着いて話し合い、花梨の現状を考えてみました。体を丸める事ができないのですから、どこかに痛みはあるものの、はっきりとした病気ではないよう。。ただ犬種が犬種だけに何があってもおかしくないので油断禁物。とりあえず、花梨が痛がる事を回避していき、症状の改善を待つ事にしました。
寝転んだ花梨の全身をマッサージしてみたり、目覚めた花梨が寝ぼけながら無意識に丸まらないように体を伸ばした寝姿に誘導してみたり、首への負担を減らそうと首輪からハーネスに替えてみたり、洋服を前開きに、スヌードをボタン式に作り替えてみたり。
ええ、被毛の保護だけは何となく花梨のプライドを傷付けるような気がして止める気になれませんでした。まあ、飼い主のエゴと言われればそれまでですが。
そんな日々が数週間ほど続いてたでしょうか。散歩中、ある事に思い当たったのです。散歩前の抱っこの上げ下ろしでは悲鳴、病院へ出かける前の抱っこの上げ下ろしでも悲鳴、散歩の道中は平気、病院の診察台の上でも平気、帰りの抱っこも平気。散歩前の抱っこと病院前の抱っこにあって、散歩中や病院の診察台や帰りの抱っこにない物は?......と。
ぶーです、ぶー。うんち。大便。散歩前や病院前にはお腹にあって、道を歩き出してから数分でお尻の穴から出てしまいます。思い当って夫婦で顔を見合わせました。最初に首を痛めた時から食べ慣れないコンドロイチンの大きな錠剤を与え続け、良く効くようにと水も多めに飲ませていたのです。
いや、でも、腹痛で悲鳴上げるのでしょか? そもそも腹痛で体を丸められなくなるものなのでしょうか。そんな疑問を抱えたまま、半信半疑というか五里霧中というか、とにかく与えていたコンドロイチンのサプリメントを止め、20% ほど食事を減らしてみる事にしたのです。
ええと、翌朝から悲鳴を上げませんでした。この画像は、痛みがなくなり、早速お腹を出してゴロンの図です。数日後には体を丸められるようになりました。
初めは首の関節を痛め、その後に与えた慣れないサプリメントでお腹を痛めていたのでしょうか。
今では最大 20% 減らしていた食事も徐々に戻して、以前と同じ食事量を平らげても悲鳴を上げる事もありません。サプリメントは戸棚にしまったまま、もう手にする事はないでしょう。
もちろん、今回の処置は素人考えによるものですし、正しいか誤っているのかわかりません。今でも未病のような状態で病気が潜んでいる可能性もあります。ですが、今回はこれで一件落着にしようかなと思います。
10 歳の誕生日を前に、今回の件は良い経験になりました。これからの花梨の加齢への様々な覚悟ができたような気がします。今後は今まで以上に体調を気にしつつ、犬種として抱えている先天的な問題とも付き合っていかなければなりませんね。
おまけ。
最近、味を知ってしまったメカニカルなキーボード。奥が Razer の同社オリジナルのオレンジ軸、手前が大陸コピー青軸のおもちゃです。Razer はさすがの打ち味ですよ。