仔犬を迎える前に。

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 今日は更新 2 連発!

 ここ最近、眠りに就く前、脳裏に過ぎる事が……。それは、万が一、この Blog を見て、「 犬を飼いたい! 」 と思ってくださった方がいたとしたら、その方に大きな勘違いをさせてしまっているのではないかという不安です。実際、この Blog に載せている画像や出来事は、楽しい事ばかり。しかし、当然ながら、その暮らしには、幼い命を育てる大変さがあるからです。

 我が家では、現実逃避の意味もあり、ちーとぶーと呼んでいますが、まあ、糞尿ですよね。当然、匂います。おしっこはトイレシートが吸収し、匂いを大幅に軽減してくれますが、もちろん赤ちゃんですので粗相する事も。また、ウンチに関しては、毎回、生温かさを味わいつつ手でトイレットペーパーに包み、健康チェックのために匂いを嗅ぎながらトイレに流しに行きます。日に幾度もある作業なので、苦になる方は、心構えが必要かもしれません。

 歯の生え替りの時期には、酷い甘噛があります。これは人や家具に向けられ、もちろん、噛まれれば激痛が。可愛い我が仔のする事と思っても、正直、頭にきてしまう事も多いです。激しい痒みに襲われている仔犬たちにしてみれば、悪気や攻撃の意味はまったくなく、むしろ悲鳴に近い行動なのでしょう。大人になれば、必ず落ち着いてきますので、できるだけ許してあげたいところ。……と、つい腹を立ててしまう自分のためにも書いておきます。

 我が家の場合、片や自宅勤務の文筆業、片や術後の療養中という事もあり、必ず誰かそばにいてあげているので、ストレスはほぼないと思うのですが、これが一般的な共働き夫婦となると、状況は一変するでしょう。どれだけ躾けたとしても、お留守番は間違いなく仔犬のストレスに。人間同様、ストレスは馬鹿にできず、たまの散歩ではまったく解消されませんし、酷い時は性格破綻や感情の波の激しい仔に育ってしまいます。また、お留守番時の事故や誤飲も心配。もし、お留守番をさせる環境で仔犬を迎えようと考えている方がいたとしたら、今一度、考え直すか、お留守番に代わる何らかの代替策を考えるべきだと思います。

 と、あれこれ書きましたが、何が言いたいかと言うと、「 飼うな! 」 ではなく、「 しっかりと心構えを持ってください! 」 という事。命を育てる訳ですから、その自覚だけは忘れないように。もちろん愛情をかけた分だけ、仔犬は可愛さで返してくれます。

 これは [ ブリーダーさん宅で初めて会った時 ] 。この時、生後 40 日ですね。両の手の平より小さい体。まだママのミルク焼けが残っています。

 [ 我が家に初めてやってきた時 ] 。この時、生後 70 日くらいでしょうか。茨城のブリーダーさん宅からの移動で、1 日中、自分のベッドでぐったりでした。

 最後に、4 カ月目の月齢日を目前にした [ 風の子ダウン初着用時 ] 。こうやって見比べると、とても順調に、元気に成長してくれていますね。花梨ちゃんが我が家にきて未だ 50 日足らず、あっという間だったような、長かったような……。2 カ月に満たない短い期間なりに、いろいろ大変な事もありましたが、この成長した姿を見ると、些細な苦労も吹き飛びます。