お仕事週間は先週で終わったにもかかわらず、何故だか仕事が途切れません。ジャブの連打のように次々と飛び込んできて、あらあら、PC 回りはいつも資料の山といった感じ。不思議な事に、今、働く事が苦ではないので、この際、少々稼ごうと思います。よっこらしょ、どっこいしょ。
そんな中、手元に 2 冊の本が。1 冊は以前この [ Blog でも触れた ] 村上春樹新訳のレイモンド・チャンドラー「ロング・グッバイ」。もう 1 冊が先日図書館で借りてきた泡坂妻夫の「奇術探偵 曾我佳城全集」です。数分悩んだ挙句、期限がある泡坂妻夫から読む事に。
マジシャンでもある泡坂が描く美人奇術師・曾我佳城リーズは、亜愛一郎、智一郎シリーズと並ぶ作者の代表的な連作。これまで幾つかの短編を読んだ事はあったのですが、全集を手にするのは初めてです。と、能書きを書きながら表紙をめくって、うは、ビックリ!
幻想的な奇術と事件の謎が展開される作品世界にピッタリ。どれだけ編集さんに愛されると、ここまで凝った装丁をして貰えるのでしょうか。作家冥利だなあ。
急に手元に置いておきたくなりました。これは買わねば。