転居から 3 週間が経ちました。
今回は、毎朝、花梨が出会う土地の可愛いボスのお話です。
新しい散歩コースでは、マンションを出て、まず隅田川テラスに向かい、川沿いを歩いた後、聖路加看護大学へ寄ってから、のんびりと家に戻るのですが、その帰路に必ず通るのが築地6~7 丁目の狭間にある小さな交差点。この交差点は、何を隠そう、その愛くるしさで築地 6~7 丁目の人々の心をつかんで放さないアイドル猫・タケ先生のテリトリーなのです。
我が家に花梨がやってくる前、[ タケ先生とは良く遊んだ ] ものです。とにかく人懐っこく、周囲にお住まいの皆さんから可愛がられている猫なのですが、その愛想は人に向けてのみ。やはり一般の猫と同じように、わんこはお嫌いなようです。
花梨を連れて近くを通ろうものなら、ビームでも出そうな勢いでにらみつけ、背中の毛を逆立てながら 「 フーーー! 」 と威嚇してきます。そこには花梨なしで近付いた時の、こちらの足の下で八の字を書きながら顔をすり寄せて甘えてくるフレンドリーさなど、微塵もありません。その様子の怖い事、怖い事。普段が温厚なだけに、怒った時のギャップにびっくりです。
当然、タケ先生の方が先住者なので、こちらにそのテリトリーを侵すつもりなど毛頭なく、先生から離れた道を通ろうとするのですが、そこら辺の動物なら当然わかるであろう、他の生き物との距離感や関係性を、まったく理解できない人がいるから困りもの。
この画像のような何にも考えていない表情で、ズカズカとタケ先生のそばに近づいていこうとするので、こちらがハラハラしてしまいます。
もう少し、他の生き物と良好な関係を築けるように努力しましょうね。
……と、言っているそばから、
そんな小言もどこ吹く風と言わんばかりに、ありえない曲がり方で昼寝をむさぼる花梨姫なのでした。一体、どんな夢を見れば、こんな寝相になるの。どなたか教えてください。おしまい。
おまけ。
井元動物病院の 9 月スケジュールです。念のため、お出かけ前に電話で確認を!